まちがえた問題には花丸💮~子どものやる気を引き出す

子どもは、問題に正解して◯がもらえると、喜びます。全部正解して100点だと、やはり嬉しそうです。年齢が低いほど、そういう傾向があると思います。

本人にとってやさしい問題を解かせ、いつも100点をとらせて自信をつけ、勉強を好きになるように導くやり方もあると思いますが、中学受験を考える場合は無理でしょう。

幼い頃から、思考力を鍛える問題や、年齢相応以上の問題に取り組むことになるので、わからなかったり、間違えることが、どうしても多くなってしまいます。

そんな時に、間違えると親が不機嫌になったり、怒られたりしたら、勉強に対するやる気を失うはずです。難しくて解けそうもない問題を敬遠するようになっても、不思議ではありません。

子どもが、間違えたり、わからない問題に取り組んでいる時にこそ、褒めることが大切です。

わたしは、幼稚園の頃から、間違えた問題には花丸💮をつけるようにしていました。正解した問題にはチェック✔をつけていました。

まちがえた問題は宝物

間違える問題に出会えたのは、ラッキーなのよ。はじめから全問正解してしまったら、この問題集を買った意味がないでしょう?出来なかった問題が、出来るようになることが、素晴らしいことなの、と伝えていました。

わが家の長男コウは、よく見たこともない漢字を書いていたので、そんな時には、正しい字を教える前に

「新しい漢字を考え出す天才ね」

とよく言っていました。そして、せっかく間違えて書いた漢字は消さずに残しておき、別の場所に正しい答えを書くようにしていました。

どの教科でも家で学習する場合には、間違いは消さずに残していました。せっかく間違えたのですから。

算数の問題などで、間違えた時には、新しく書く場所のないことが多かったです。その場合は、別の紙に解き直して、セロテープで貼っていました。

学年があがると、何度やり直しても間違える問題がでて来ます。花丸💮が、3個も4個もつくわけです。

そんな問題こそ、宝物です。5年生の後半頃からは、2回目でも解けなかった問題は、問題を書き移して(裏面には答えも書いてました)、空き箱に入れていました。宝箱です。そして、忘れた頃に取り出して、もう一度解きます。また解けなければ花丸💮をつけて箱に戻し、解けた場合は処分します。

わたしたち親も未熟な人間なので、子どもが問題を解けないと、良くないとわかっていても、不機嫌になってしまうこともあります。そんな時でも、間違えた問題にはいつも通り花丸💮がついていれば、子どもは間違えたり、わからないことは、決して悪いことではないと認識出来るのではないでしょうか。

弊害もある?

長男コウは、繊細でプライドが高く、問題がわからないと泣いたりする子どもだったので、間違えた問題に花丸💮をあげるのは、有効でした。

4、5年生の頃には、一見、解き方のわからない問題に出会うと、闘志があがり、集中力も増すようで、解けるまで何時間もかけて考える子どもになっていました。

ただ、弊害もありました。パッと見ただけで解き方がわかる問題には、やる気が起きないみたいでした。普段の学習でも、計算練習は嫌がりました。

テストでは、特に算数で、正答率の高い問題でポロポロ間違え、正答率の低い問題は正解しているという、もったいない点の取り方をしていました。本人いわく、難しい問題でないとやる気が出ないし、集中出来ないとのことでした。

これについては、6年で通塾するようになってから、計算練習に力をいれはじめたことで、かなり改善しました。

ただ、本番の入試当日に、この悪い癖がでてしまいました。みんなが正解できた算数の問題を間違えてしまったのです。受験直後、本人はかなりショックを受けていました。

こういった側面もありますが、それでも、わからないことや、間違えることに対する恐怖心のような気持ちが芽生えない点で、まちがえた問題に花丸💮をあげる方法は良かったのではないかと思います。

やる気を引き出すために

わが家の次男は、長男コウほど、繊細ではなく、ファイトにあふれた性格なので、次男の場合、間違えた問題には❌でもいいかな?と思っていたのですが、やはり花丸💮をあげた方が勉強に対するモチベーションがあがるように見えます。何より、間違いを怖れなくなりました。

色々な考え方があると思いますが、もし、勉強に対するやる気をお子さんが失っているようでしたら、このまちがえた問題に花丸💮、という方法を試してみていただければと思います。